ストレスによるワキガの対策は?汗の臭いをなくす7つの対策

B!

わきがの臭いの原因はストレスの影響を受ける事があります。

なぜ、ストレスでワキガの臭いが強くなってしまうのでしょうか。

 

ストレス社会である現在は大人の男性、女性だけでなく、子供までと広く悩みを抱えています。

はじめにどのようにしてワキガがストレスで臭い状態になるのか汗とストレスが関連する体のメカニズムを説明します。

次にストレス性のワキガの7つの対策をこの記事では書いていきます。

 

どのようにしてワキガの臭いが発生するのか

どのようにしてワキガの臭いが発生するのか、まずストレスとワキガの原因を探る前にその原理を知りましょう。

 

アポクリン汗腺、エクリン汗腺の違いを知ろう

わきにある汗腺は、アポクリン汗腺エクリン腺の2種類あります。

この両方からでた汗が脇にある常在菌と反応して臭いが発生します。

 

ただし、アポクリン汗腺からでた汗の成分は脂質やたんぱく質が多いので、その成分がワキガ特有のにおいを発生させます。

ワキガの臭いの主な原因はこのアポクリンクリ汗腺が影響します。

この事をきちんと理解する必要があります。

 

アポクリン汗腺

  1. 汗腺からでるたんぱく質や脂質が常在菌と反応してワキガの臭いを発生する。
  2. 常在菌と反応する前は汗腺からでた汗は無臭
  3. 脇のした、肛門、陰部、乳輪など特定の場所にのみ汗腺は存在する。

エクリン汗腺

  1. 汗腺からでた物質の成分は、99%が水分。
  2. 汗腺は体全体にある。
  3. 発汗によって体温調節などをおこなう。

 

ストレスでワキガの臭いが強くなるメカニズムとは

普段、汗が出る場面や汗が出る体の部分までは、深くまで私たちは気にかけていないと思います。

私たちは生きている限り、いろいろな場面で汗をかいてしまいます。

では、なぜワキガの臭いは緊張する時に臭いが強くなるのでしょうか。

 

ストレスのワキガは精神性発汗が影響する

人間が汗をかく種類は温熱性発汗、味覚性発汗、精神性発汗にわけられます。

そして、ワキガのストレスはこのうちの「精神性発汗」によって引き起こされます。

そして、この発汗の種類によって、汗が出る部位、汗腺の種類も変わります。それが次の表になります。

 

どんな場面で汗がでるか 汗がでる場所 汗腺の種類
温熱性発汗 暑い時や運動した時 全身(手のひら、足の裏を除く) エクリン汗腺
味覚性発汗 辛い物を食べた時 額や鼻など エクリン汗腺
精神性発汗 強いストレスを感じた ワキ、手のひら、足の裏などの部分 エクリン汗腺
アポクリン汗腺

 

表からわかるように、私たちの体は暑い時、運動した時、辛い物を食べた時、ストレスを感じた時によって汗が出る場所が違います。

そして、すべてにおいてエクリン汗腺から汗がでますが、精神性発汗の時のみアポクリン汗腺からも汗が出るようにできています。

このような人間の体のメカニズムによって、ワキガの人はストレスを感じると匂いの強い汗臭さを出してしまいます。

 

ストレスによるワキガの7つの対策

ストレスによるワキガは精神性発汗からアポクリン汗腺が刺激され匂いを強くする事がわかりました。

それではどのように対策をすればよいか説明します。

 

サウナに入ろう

ストレスのよるワキガの一番の対策方法としてあげたいのは、サウナに入る事です。

この記事ではこれが重要だと思うので少し長めに書きます。

皆さんはサウナを利用した事があるでしょうか?

サウナに入るとどのようなメリットがあるか説明します。

 

サウナの効果について

  • サウナの中でかいた汗は匂いを出さない。
  • 汗を出すことによって体の老廃物をだす。
  • 自律神経を整える作用がある。
  • リラックス効果がある。
  • 汗腺を鍛えられる。

「どのようにしてワキガの臭いが発生するのか」の項目で書いた通り、ワキガに影響があるアポクリン汗腺は皮膚にある常在菌と反応して臭いをだす性質があります。

だからサウナでかいた汗は、常在菌と反応する前に流れ落ちてしまうため実は匂いがしないのです。

サウナで人が多くて周りが気になって、アポクリン汗腺から汗が出たとしても汗自体は無臭なので匂いがしません。

 

汗をかくことで老廃物を体の外に出せます。

これが重要なポイントです。

体の中にある汗を臭くする物質を外に出すことができます。

例えば、ニンニクを食べた後、酒を飲んだ後などは体の中にそのにおいの成分がありますが、サウナで大量に汗をかく事で匂いの成分を外に出すことができます。

これを知っているとかなり違います。

 

この他にストレスにも関係がある自律神経を整える作用や、サウナのリラックス効果、汗を流すことで汗腺を鍛えたり、汗腺につまった汚れも出すことも期待できます。

サウナの効果には劣りますが、半身浴をする事でも似たような効果が期待できます。

有酸素運動をする

有酸素運動をしましょう。

有酸素運動とはジョギング、ウォーキングなどのような運動の事をいいます。

体を動かして、汗を流す事によって汗腺を鍛えたり、汗腺にある汚れを外に出す効果があります。

体を動かすことによって、リラックス効果などが期待できます。

 

衣服に注意する

ワキガの臭いは服にうつる事に注意しないといけません。

さらにストレスによる汗は、臭いを強くします。

ワキガの人は通気性の良い服、汗を吸ってくれる素材にしないといけません。

 

良くない素材 ポリエステル、レーヨン、ナイロン、アクリル、ニット
良い素材 コットン、綿

 

良くない素材は化学繊維でできた素材です。

これは汗を吸わないため、かいた汗が脇に残りそれが常在菌と反応し匂いを強くしてしまいます。

また、通気性の悪い素材、服を選ぶとワキが蒸れてしまい匂いが強くなっていまします。

 

良い素材は、コットンと綿になります。

コットンや綿はかいた汗を吸ってくれるので、常在菌と反応しにくくなり服に汗が吸収され発散してくれます。

また汗が蒸れないように通気性がよい素材でもあります。

 

また、ドラッグストア、薬局に売っている汗脇パットも効果的があります。

わきがの匂いを消す衣類用スプレーもありますので、利用しましょう。

 

食べ物に注意しよう

ワキガに良い食べ物、悪い食べ物に注意しましょう。

 

ダメな食材 、乳製品、にんにく
良い食材 梅干し、酢、野菜、緑茶、めかぶ

 

肉、チーズなどの乳製品、にんにくがワキガの体臭に影響します。

これが体内に蓄積している状態が一番、ワキガには危険です。

普段、ワキガに悪い食材を食べている方は野菜を食べたり、サウナなどで老廃物を外に出すデトックスを行ったりしましょう。

 

梅干し、酢をとることは体臭対策には効果的です。

クエン酸による疲れの体の回復、胃液・胆汁液の殺菌作用を増やす効果が期待されます。

 

デオドラント製品を使う

ワキガの匂いをけすにはやはりデオドラント製品が必要です。

デオドラント製品のスプレー、ロールオン、スティック、ワキガクリームなどの制汗剤を使いましょう。

また、ワキガ向けのボディーソープ、固形石鹸もあります。

ご自身にあったデオドラント製品を探しましょう。

 

気にしない

ワキガの匂いが周囲に気づかれ、それが余計に気になりストレスでより精神性発汗がともなう場合があります。

とても難しい事ですが、気にしないように気持ちをコントロールする事も必要です。

できるだけニオイ対策を行い、気にならないようなメンタルを持つようなる事も大切です。

 

ワキガクリニックに行く

これは最後の手段になってしまいますが、やはりワキガクリニックや形成外科などで手術を検討する事です。

ただし、精神性発汗じたいは治らない事に注意してください。

緊張からくる汗なので、ワキガとは間接的に関係はしますが、直接関係する事ではありません。

手術はアポクリン汗腺をとる作業なのですが、汗腺をすべて手術でとることは難しく、再発する可能性も高いです。

ただし、アポクリン汗腺を除去することになるので以前よりニオイは軽減される事も多いです。

軽減されたら、市販のワキガクリームなどでも対応できるレベルになる可能性もあります。

最新の記事はこちらから